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イ・ヨンベク “Angel-Soldier(天使-戦士)”

2006年4月16日(日)〜5月21日(日)
13:00-19:00 ※金・土・日のみ開場
オープニングパーティー:4月16日(日)PM18:00-
イ・ヨンベク “Angel-Soldier(天使-戦士)”
 
Angel-Soldier 2005 Photograph
韓国の弘益大学で絵画を専攻したイ・ヨンベクはドイツ留学中に映像作品を制作し始めて、メディアシティソウル(2000年, 2002年)やヴェネチアビエンナーレ(2000年)などにモーフィング技術を使った映像インスタレーションやインタラクティブなメディア作品を展示して高い評価を受けました。
 
今回のメイン作品「Angel-Soldier」は造花の花柄軍服にインターネットエクスプローラーのアイコンマークや美術界の巨匠の名前を刺繍した軍人たちをモチーフにした、写真と映像、そしてオブジェ作品です。「造花」「軍服」「ネット社会のアイコン」「アートの象徴」などが交錯して作り出されたこれらの作品は、静かでいてどこか狂気と危険を秘めているものです。(ちなみに作品のタイトル「天使−戦士」は韓国語でどちらも同じ発音の「チョンサ」)
彼の作品は韓国という徴兵制のある分断国家であり、高度に発達したネットワーク社会(人口の約8割がブロードバンド接続環境を持つ)であるという現状から生み出されてきたものですが、我々の現代社会が共通に持つ「断絶」や「情報社会における新たな人間関係」という問題をシミュレーション時代のシンボルを使って鮮やかに見せてくれています。
イ・ヨンベクは、ハイヴィジョンやロボティクス技術といった先端メディアテクノロジーを当たり前のように駆使しながら、タブーや常識を転覆させて新しい人間像、新しい文化の地平を模索しているアーティストです。
 
今回1999年以来となる久々の個展を、昨年9月に台湾、12月に韓国、そしてこの4月に日本で開催します。また、展覧会初日の4月16日(日)午後6時からは作家を囲んだオープニングパーティーを開きます。ぜひご高覧ください。
 
助成:韓国芸術文化委員会
協力:オルタナティブスペースLOOP
+Gallery
483-8236 愛知県江南市布袋町南236
tel 0587-56-5547(ギャラリー) 070-5641-7953(担当:平松)
plus_gallery@mbn.nifty.com
http://homepage3.nifty.com/plusgallery/
名鉄犬山線で新名古屋駅より急行で約20分、布袋駅下車西へ徒歩約2分。
車で来られる場合は、土・日・祝日はギャラリー北のプラタナス通りに駐車できます。

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