誰かに伝えたくて綴った手紙が宛名のないまま、どこにも定まらぬままに、机の引き出しの奥で眠っている。そんな手紙を見つけ出した時、色褪せた言葉が羞恥と邂逅の隙き間から蘇る。名称未設定の手紙は誰でもない誰かへと、ひと月に一通だけ伝えられる手紙です。light note名称未設定の手紙 2007.11.28 chapter.23名称未設定の手紙は毎月28日に発行します。次号は、2007年12月28日発行予定です。