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東恩納 裕一〜 絵画・蛍光灯・モアレ・鏡・・・

東恩納 裕一  ― 絵画・蛍光灯・モアレ・鏡・・・ ―
会期:2008年10月19日(日)~11月16日(日)
時間:11:00-19:00  休廊日: 月・火曜日
オープニングパーティ10月19日(日)17:00~
協力:ユミコ チバ アソシエイツ/エディション・ワークス

会場:GALLERY M
http://gallery-m.cool.ne.jp/
〒470-0131愛知県日進市岩崎町根裏24-2
tel:0561-74-1705 fax:0561-74-1603

Gallery M プレスリリースにより

■ステートメント
私の作品は、日本のどこの家庭にもあった一連の“ファンシー”*と呼ばれるインテリアに、フロイトの言う“不気味なもの”*を見たことが出発点でした。
当初、私の表現は、アイロニーに満ちたものでしたが、近年、同じ日本のインテリアから見い出された蛍光灯(特に、日本で独自普及している丸型ランプ)による“シャンデリア”シリーズを契機に、作品全般の指向性を変化させつつあります。それは、(アイロニーと向き合いつつも)それを払拭するような強度・ユーモア・エロティシズムなどを目指すものだと思います。東恩納裕一

*“ファンシー”はfancy とは意味の異なる和製英語で、“キティーちゃん(ハロー・キティー)”など、日本独特のかわいらしさを表現する言葉です。
ただ、私がここで言う“ファンシーなもの”とは、(キティーなど、マンガ/アニメの)キャラクターではなく、欧米への憧れが生み出した、欧米のものとも日本のものとも言えない、キッチュで少女趣味、悪趣味とも言えるデザイン全般を指しています。(例えば、安っぽいレースのカーテン、花柄のデザインなど)

* ジグムント・フロイト『不気味なもの』1919年


■東恩納 裕一 プロフィール
アーティスト。東京生まれ、東京在住。
90年代はじめから日常に遍在する “ファンシーなもの”をモチーフに、そこ に潜む「不気味さ」を表現する。代表作としてシャンデリアシリーズ、造花やチェーンをスプレーペイントで型取ったFL(Flower)シリーズ他。主な個展に「refract!」カーム&パンクギャラリー/東京(2008)、「Light Bright Picnic」世田谷美術館廊下/東京(2003)。最近の主なグループ展として「六本木クロッシング2007 未来への脈動」森美術館/東京(2007)、「愉しき家」愛知県美術館/愛知(2006)。他、コム デ ギャルソン、メゾンエルメス、H.P.FRANCE、SPBS(書店)など、店舗のアートワークも手がけている。2008年7月、これまでの制作活動を一望できるアーティストブックを自身のテキスト、デザインにて制作、ガスアズインターフェイス株式会社より刊行。

2008年度の主な予定として、
個展
10月11日~11月1日マリアン・ボエスキー ギャラリー プロジェクトルーム(ニューヨーク・アメリカ)など。

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