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バーチャル リアリティ

映像展 バーチャル  リアリティ

永下山由香 水野勝規 平川祐樹
会期:2008年11月28日(金)〜12月21日(日)
13:00〜19:00 ※金・土・日のみ開場
※11月29日(土)16:30〜アーティストトーク
        18:00〜オープニングパーティ


会場 :Artfeti(キワマリ荘1Fに)
〒484-0081 愛知県犬山市薬師町11-4

企画:田中由紀子

プレスリリース

映像展「バーチャル⇄リアリティ」
インターネットやメール、ゲームは、現代人に不可欠と言ってもいいほど、生活の一部となりつつあります。その結果、つくり上げられた世界と現実との境界が曖昧になっている人も少なくないと言われています。もちろん、私たちがリアルに捉えている出来事がじつはバーチャルである場合もありますが、その逆にバーチャルな事象に血が流れ出るかのようなリアリティを感じることもあります。リアルとバーチャルの境界が曖昧になってきたというよりむしろ、私たちのリアリティの感じ方が時代とともに変化してきたのではないでしょうか。

今回紹介する永下山由香、平川祐樹、水野勝規の3名は、ともに1980年代生まれ。バブル崩壊後の、絶対的な価値基準が消失し多様な価値観が氾濫する中で育った彼らの目には、世界は曖昧で捉えどころのないものとして映っているかもしれません。その中で彼らは、映像表現をとおして自らが生きているリアリティをつかみ取ろうとしているかのようです。そんな彼らの作品をとおして、今展では映像から捉えうるリアリティを探っていきます。(企画/田中由紀子)

会期/2008年11月28日(金)~12月21日(日)
会期中の金・土・日開廊 PM1:00~7:00
★11月29日(土)PM4:30~アーティストトーク、PM6:00~オープニングパーティ

場所/GALLERYアートフェチ 〒484-0081 愛知県犬山市犬山薬師町11-4 キワマリ荘1F
E-mail/ artfeti_mail@yahoo.co.jp HP/http://artfeti.main.jp

永下山由香
1981年三重県生まれ、2006年名古屋芸術大学大学院美術研究科同時代表現研究修了
子どもの頃に思い描いた空想が、現実とオーバーラップするかのようなアニメーションを制作する永下山由香。実写の風景の中に現れるアニメーションの子馬は、現実と非現実が綯い交ぜになった不可思議な世界へと私たちを導きます。

水野勝規
1982 年三重県生まれ、2008 年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻造形構想修了
風景や水面をフレームで切り取ることにより、思いがけない見え方を提示する水野勝規。普段は見過ごしてしまいがちな、なにげない風景のささやかな変化を映し出した映像は、世界の捉え難さを実感させてくれます。

平川祐樹
1983年名古屋市生まれ、2008年名古屋学芸大学大学院メディア造形研究科修了
数十年前の古い写真の情景が、現代の町並みにみるみる変化するさまを映像化した作品など、空間や場所との関係性に着目した映像インスタレーションを主に制作。現実と記憶の交錯をとおして、見る人の内面に新たな時空間を立ち上げます。

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